「お母さん、すみませんって言わないで」
昨日のお昼。
一時保育に預けた
10ヶ月の娘をお迎えに行った時、
保育士さんに言われた言葉です。
先月から週2〜3日、
午前中3時間だけ
下の娘を一時保育で
預かっていただいています。
無意識でしたが、私毎回、
「預かってもらってすみません」
って謝っていたみたいで。
預けることに対して、
自分の中で納得している
つもりでした。
それなのにまだ、
罪悪感があったんだ…と。
どうして?を探ってみたら、
自分の中に根強くあった
【3歳児神話】が
影響していたことに気付きました。
「すみません
(本当は私が見なきゃいけないのに)」
だったんです。
未だ根強い3歳時神話
「3歳までは親元で育てるべき。
早くから預けるなんて可哀想!」
いわゆる3歳児神話。
今となっては
「母親が3歳まで子育てに専念すべき」
という意味合いではない
ということが
言われるようになりましたが、
まだまだこの神話に悩まされるママさんも
少なくないのではないでしょうか。
私も実際悩まされてきた1人です。
今日はフリーランスとして仕事をしながら
子育てをしてきた私が感じてきた葛藤について
書きたいと思います。
フリーランスなら、子育てとの両立が叶う?
私の母も、祖母も、
産後は子育てに専念していました。
だからこそ
「子どもが3歳になるまでは預けるなんて可哀想!」
と言われてきました。
私は産前から
フリーランスという
働き方をしていたこともあり、
「専念」とまではいかなくても
子どもを家で見ながら
仕事をすることが叶うと思っていました。
ですが結局
子どもが家にいる状態で仕事に集中するのは
至難の技でした。
スキマ時間で仕事をしようとすると、
その「スキマ時間」を必死で探して
子どもとの時間にイライラしている自分がいました。
結果、睡眠時間を削って
仕事をするようになり、
寝不足でますますイライラ。
子どもにも必要以上に
怒鳴ってしまう自分。
明らかに感情の
コントロールが効いていない…
と感じることも1日に
1度や2度ではありませんでした。
24時間一緒には居るけれど、
一緒に過ごす時間の「質」は
最悪な状態でした。
一時預かりや保育施設に救われた自分
このままじゃダメだ…!!!
と思い、預かってもらえる
施設を探しました。
数時間でも子どもと離れて
真夜中ではなく日中に集中できる環境が作れること
すごくすごく
ありがたかったことを思い出します。
片付いた仕事のタスク。
思いきり遊んでもらって、
満足そうな子どもの寝顔を見ながら
自分も一緒に眠れる。
久々に達成感と共に
1日を終えることができました。
「子どもとの時間を大切に過ごす」
この目的に立ち戻った時に、
大切なのは子どもと過ごす
時間の「長さ」じゃない。
「質」なんだと
実感することができました。
周りからの評価と、葛藤。
それでも
「預けるなんて、かわいそうに」
この言葉を言われるたび
心にグサっと突き刺さりました。
「今は子育てに専念する」
そう宣言するたびに、
周りからは褒め称えられるんです。
ああ、やっぱりこれこそが
「良いママ」なんだろうな…と。
けれどその度に
言葉にできないモヤモヤがありました。
私はダメなママなんだ
「仕事はいつでもできる。
仕事の代わりはいくらでもいる。
だけど子どもたちの母親は
あなた一人だけなんだから」
そう言われたこともありました。
「母親」というプレッシャーが
重く重くのし掛かりました。
子どもとずっと一緒に居られる
ママもいるかもしれない。
そのことに幸せを感じられるママも
いるかもしれない。
3歳まで一緒にいないと
将来問題行動が起きるのかな…という恐れ。
でも。
正直に言うと、
私には苦痛の方が大きかった。
仕事も完全に手放す決意ができなかった。
孤独な子育ての中で、
私にとっては
仕事が社会との繋がりでもあった。
母でも妻でもなく。
自分の手で価値を生み出して
1人の人間として認めてもらえる手段だった。
だから手放すのが怖かったんです。
子どもがいるのに、
まだそんなことを思っている自分は
やっぱりダメなママなんだと
落ち込みました。
そんな中、
コロナ禍で2人目の妊娠・出産。
産後仕事を再開した直後、
コロナの流行で自粛期間が続き。
どうにかそんな中でも
仕事と子育てを両立させようと
躍起になって、
育児ノイローゼになりました。
分かってる…!でも焦る!がママの本音
先輩方からは
「焦らないで」と言っていただくんです。
「たった数年だよ」と言っていただくんです。
ありがたいアドバイス。
本当にそうなんだと思う。
きっと数年後に振り返ったら
あんなに焦らなくても良かったなって
思っている自分がいると思うんです。
ただ…
分かっていても焦る…!!
焦りが止まらない…!!
それが赤ちゃんや幼いお子さんがいて
「何かしなきゃ!」と
もがいているママの本音じゃないでしょうか。
そんなママに伝えたい
子どもがいても、仕事がしたい。
何かに挑戦したい。
そんなふうに思っているママ。
「母親なのに…」って
どうか罪悪感を抱えないで欲しい。
今の私もまだ
完全に克服しきれていないことに
気付いたけれど、
仕事も頑張ると決めて、
子どもを預けることに
罪悪感を感じているママ。
自分の決断に自信を持って欲しい。
いろんな声がある。
いろんな意見がある。
いろんな情報にあふれている。
だからたびたび
「これでいいのか…」って
苦しくなる時があるんです。
でもそれはどんな決断をしても
一緒だと思うんです。
そんな時立ち戻って欲しいのが
「自分はどうしたいか?」
これに尽きるんだと思います。
周りの声に流されて、
自分の思いに蓋をし続けると
いずれ歪みが生じます。
いずれ爆発してしまう時が来ます。
どうか押さえつけずに、
『自分はどうしたい?』
『本当はどうしたい?』
自分の想いを大切にしてください。
自分を大切にできてこそ、
子どもも、家族も、お客様のことも
幸せにできると思うんです。
今だからできることがある
確かにアクセル全開で進めない
現実もあります。
特に今はコロナ禍で
急な休園や休校、
さらには家族の感染など
赤ちゃんに限らずお子さんを持つ
ママさんたちのほとんどが感じる
悩みかもしれません。
だけどそんな今だからこそ
できる準備がある。
それがタイムクリエイトlabで
「暮らしの基盤を整えること」
なんだって思ってます。
毎日の家事をすることで
仕事にも生かせる段取りの立て方、
時間の使い方を身に付けて
家族も家事参加できる環境を整えて、
イライラせずに無駄なく動ける
ルーティンを整える。
私はこれをせずに
順番を間違えて突っ走ったから
いろんな壁にぶつかったのだと気付きました。
とことん苦しみ抜いたからこそ、
私と同じように悩んでもがいて
遠回りするママを減らしたい。
気持ちが分かるからこそ
その焦りに寄り添いたい。
自分だけ止まっているような、
寧ろ後退しているような恐怖を
抱えているママにこそ
今できることがあるよって届けたい。
実際に育児ノイローゼになって、
仕事を諦めようとした私が
タイムクリエイトlabに出会ってどう変わったか。
そんなストーリーをまとめています。
もしよろしければお読みいただいて、
何かの気づきになりましたら嬉しいです。
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